絵はどれくらい描くと上手くなる?4年間のイラスト成長記録

イラスト練習法

イラストはどれくらい描くと上手くなるのか?

絵が上手くなりたい人
絵が上手くなりたい人

イラストってどれくらい描いてたら上手くなるんだろう?

ぼくむー(筆者)
ぼくむー(筆者)

今回は、ぼくむーの今までの成長をお見せします!

参考にしてみてください!

4年間描き続けた結果

筆者が人物イラストを描き始めた頃のイラストと、現在のイラストビフォーアフターです。

4年間でこれくらい成長しました。

Before 4年前のイラスト
After 現在のイラスト
ぼくむー(筆者)
ぼくむー(筆者)

ここからは、

「どうやって成長したのか?」

今までのイラストを見てみましょう!

今までのイラスト

子供の頃:落書きはずっとしていた 2019年以前

小学生以前から紙の裏に落書きをし、自由帳に漫画を描くくらい絵が好きでした。

当時は創作で動物のキャラクターをメインで描いていて、

好きな漫画のキャラクターや、周りにある「風景・モチーフ模写していました。

iPadとAppleペンシルを使用して初めて描いたデジタル絵は、2016年頃です。

自キャラでLINEスタンプを作るためにiPadとペンシルを購入した記憶があります。

制作した動物キャラクターのLINEスタンプ

人物キャラクターは、模写以外ほとんどしたことがありませんでした

1年目:人物キャラをはじめて描く 2019年 5月〜

模写以外で人物キャラクターの絵を描き始めた頃の絵です。

当時グループで実況をしていて、サムネに使えるキャラ絵があったほうが良いという話になり、

はじめて創作で人物キャライラストを描くことを意識しはじめました。

オリジナル人物キャラクターを描き始めた頃の絵 2019年5月

しかし、動物キャラの絵と比べると全然描けなくて自分でもびっくりしました。

当時のぼくむー(筆者)
当時のぼくむー(筆者)

うわなにこれ?やば!!!

そうだった…人間のキャラクターほぼ描いたことなかった…。

でも、キャラの模写はもう少しマシに描けてたんだけどなー。

当時、模写はわりと得意で、上記のキャラ絵を見た時の印象ほど下手ではありませんでした。

鬼滅の刃 善逸の模写 2019年
鬼滅の刃 ねずこの模写 2019年

みたままその通りには描けるけど、自分の絵をどうやって描けば良いのかわかりませんでした

2年目:実況グループのサムネを描く 2020年頃

それから1年半は、実況グループのためのサムネ用イラストを描き、下手なりに実践をつみました。

実況用メンバーイラスト 2020年4月頃
実況用メンバーイラスト 2020年6月頃
実況用メンバーイラスト 2020年9月頃

この頃には描き方を検索したり、Youtubeで無料で見れるイラスト講座を見たり、

わからなくて描けないところはフリー素体や、背景素材などを使いました。

2年目後半:二次創作をはじめる 2020年 11月〜12月

人物を描き始めてから1年半。

月に1〜2枚程度のゆっくりペースでも描き続けていたので、少しは画力が上がりました。

その頃、ハイキューにハマっていて、個人の活動として二次創作をしたいと思い立ち、

Twitterアカウントを新しく作って投稿しはじめました。

ハイキュー!! 月島蛍 のファンアート

月に1〜2枚描いていたイラストのうち、半分は漫画やアニメのイラストを引き続き模写していたので、

原作の絵柄に寄せて描く分には、全てをオリジナルで描くよりも違和感なく描ける状態だったと思います。

ハイキュー!! 月島蛍 のファンアート

ただ、色までは模写しないことが多く、着色したとしてもシンプルな影がないアニメ塗りだったので、

色塗りは小中学校図工でやったところから成長していませんでした

3年目:実況者ファンアートを描き始める 2021 1月〜

以前から好きで見ていた実況者グループ「○○の主役は我々だ」さんのファンアートタグを発見し、自分でも描き始めました。

我々ださんは実在するゲーム実況者なので、アニメや漫画とは違い公式イラストの資料が少なく、

様々な解釈と絵柄での二次創作があふれていました。

そういった独自解釈のある創作が素敵だなと感じつつ、いざ自分が描くには難易度が高く感じました

「○○の主役は我々だ」ゾムさんのファンアート

ここではじめて、「自分の絵柄がわからない」「そもそもどんなふうに描きたいのかわからないことに気づきました。

基礎ができてない以前に、自分の絵柄というものがわからなかった時代です。

そもそも好きなイラストがわからないため、目指している絵柄がなく、どう描きたいのか自分でも手探りでした。

「○○の主役は我々だ」ショッピさんのファンアート

今その頃の絵を見てみると、自分の「好き」を探りながら描いてるなーという感じがしますね。

あんまり描いたことも無いのに全身や色味など難しい絵に挑戦してますねw

「○○の主役は我々だ!」ロボロさんのファンアート

イラストの描き方動画も引き続き見ていましたが、

毎日描き続けたり勉強してまで本気で描く気持ちにはまだなれなくて、

小手先のテクニックでいいから「できれば簡単に上手く描けないかなー」なんて考えていました。

「○○の主役は我々だ!」シャオロンさんのファンアート

上記のイラストではグリザイユ画法に挑戦していました。

今思えば基礎があんまりできてない中、難しいこと挑戦してるなーって感じですが、

絵を描くための技法を学ぶこと自体に興味が湧いてきていた証拠なので、

結果的にはよかったと思います。

この後、1年間二次創作のTwitterはROM専になりました。

「絵が好きという気持ちが明確化されてきていましたが、

この頃は「描くよりも、もっとイラストを見たいと感じていました。

その間も、自分の実況グループ用のイラストは引き続き描いており、月に1枚以上は描いていました

3年目後半:VTuberモデル制作・販売開始 2021年11月〜

実況グループにて、「メンバーをVTuber化するのもありかも?」と思い、とりあえずVTuber向けLive2dモデルを作り始めました。

その頃にメンバーが忙しくなって実況活動がゆるやかになり、VTuber化の話は流れてしまったのですが、せっかくVTuber作れるようになったので、

そのままVTuber向けLive2dモデルを作って販売することにしました

初めてVTuber用に描いたイラスト

全身イラスト難しくてびびりました。

当時は人体構造を把握していなくても、比率について調べて頑張って描いていました。

あと服の描き方もわからなすぎて、びっくりしました。

制作販売したVTuberモデル

ありがたいことに複数体販売することができまして、イラストで副業的にお金を稼げる可能性が見えました。

また、自分が制作したイラストで活動をしてくださる方を見て、嬉しい気持ちになりました。

やりたい気持ちはあるのに自身の実況活動がゆるやかになっていた時期だったので、

イラストを提供する形で界隈に貢献できたことが、自分にとっては霧が晴れた思いでした。

この体験により、イラストに本気出してみるか?という気持ちがようやく湧いてきました。

そして、はじめて服の参考用の本や、服のデザインなどイラスト勉強本を買いました。

4年目:3ヶ月上達法・イラスト講座など 2022年 5月〜

VTuber制作をしていくうちに、多くの素敵なイラストに出会い、目が肥えました。

そして、強く絵を学ぶことを意識しはじめます。

さいとうなおき先生の「3ヶ月上達法」に出会い、挑戦しようと試みます。(詳しい話はまたブログにするかも?)

まず自分が好きなイラストレーターさんを選ぶのですが、

ここまできてようやく、「イラストレーターさん意識して見たことない」ことに気付きます。

SNSなどのイラストをたくさん見て回り、毎年イラストレーターをピックアップして制作されている本「絵師100人2022」を購入し、ようやく10名ほどピックアップできました。

イラストレーターがピックアップされた本「絵師100人」

そして、ピックアップした憧れのイラストレーターさんの画集を買い漁りました。

さくしゃ2さん画集

ただ、「3ヶ月上達法」の「目指すイラストレーターさんを1人に絞る」ことが難しく断念しました。

無理にでも1人に絞ることはできたのですが、せっかく描くなら都度描いた絵を発表したい気持ちがあり、絵柄をお借りして発表することに謎の抵抗がありました。

選ばせてもらった先生の中には「3ヶ月上達法で真似して描いて良いよ」と公言している方もいましたし、なんならもし自分自身も真似されるとしても抵抗はありません。

多分、なんとなくそれをした時の第三者からのご意見を想像してしまい、一歩踏み出せなかったのだと思います。

「○○の主役は我々だ!」シャオロンさんのファンアートの添削

先生を1人に絞ることを断念したとはいうものの、悩みながら先生を見ているうちに、目が肥え、流行の絵柄を好きになっていて、描く絵にもそれが現れていました。

また、「3ヶ月上達法」の通り、一枚絵を本気で描き、自分で添削をして、できなかったところを次の絵で意識することはしていました。

また、先生たちの絵柄の自分の好きな部分を分析し、描く時に意識しまくっていました。

特に、自分の場合は先生を絞らずに描いていたので、「選んだ先生たちの絵の共通点」は積極的に取り入れました。

さくしゃ2さんのイラスト講座受講時の色塗り制作物

こちらは「3ヶ月上達法」の過程で見つけた先生のうちの1人であるさくしゃ2先生の講座を受講した時の習作です。(※線画は先生のものです)

この頃には「お金をかけても絵が上手くなりたい」と思えていました。

VTuberを販売して手に入れたお金は、ほぼ本やイラスト講座に消えてゆきましたw

「○○の主役は我々だ!」ショッピさんのファンアート
  • 好きなイラストレーターさんを見つけて、作品をたくさんみる
  • 週に1枚本気で描いて投稿、自己添削して次の絵に活かす
  • 検索ではわからないことや、何度も確認したいこと、先生のメイキングなど技術を知れそうなことにお金を払う(本を買ったりFANBOXに加入するなど)

これらを1ヶ月続けたところ、いつのまにか100いいねを獲得できるようになっていました。

4年目後半:画力向上の実感。反応が多くもらえるように 2023年 9月〜

GWからはじめた3ヶ月上達法(自己流アレンジあり)をできる限り続けていくと、

夏休みが明ける頃には、自分でも驚くほど「以前より描けるぞ!」という実感がありました。

この頃には、VTuber制作に限らず、「イラストで何かしら貢献したい」「自分の思い通りに自由に絵を描けるようになりたい」という気持ちが強くなりました。

「○○の主役は我々だ!」ロボロさんのファンアート

この頃は先生たちの絵の観察によって、目が肥えてきたので、

時間さえかければ、ある程度理想の状態まで整えることができていました。

Youtubeに投稿しているタイムラプスなどをみてもらえばわかるのですが、

パーツごとに位置を移動したり、制作過程が「福笑い」みたいです。

とりあえず描いてから描き変えていくので、だいたい1枚絵描くのに8〜10時間程度かかっていました。

「○○の主役は我々だ!」シャオロンさんのファンアート

上記の絵は、同時期に1〜2時間で描いたものです。

時間をかけなければ「まだまだ思ったようには描けない」と感じました。

SNSでの反応も、時間をかけて描いた絵とかなり差がありました。

「○○の主役は我々だ!」オスマンさんのファンアート

絵を続けていく中で、好きだと思える絵柄が増え、先生も増えていきます。

上記の絵は、厚塗りが素敵な方を発見し、厚塗りを意識しはじめた頃の絵です。

「○○の主役は我々だ!」ショッピさんのファンアート かまってちゃん人狼連作1
「○○の主役は我々だ!」ショッピさんのファンアート かまってちゃん人狼連作2

同じ題材で複数枚のイラストを描く「連作」にも挑戦しました。

正確には覚えてませんが、確かこの頃にTwitterフォロワーさんが500、YoutubeやInstagram・TikTokで1000くらいになった気がします。

4年経過:ここまで成長しました 2023年 1月〜

模写以外で人物イラストをはじめて描いた時から4年、イラストを本気で学び始めてから1年が経過しました。

現在は、Twitterで安定して200〜400いいねくらいいただけるようになりました。

「○○の主役は我々だ!」ショッピさんのファンアート 

上記の絵は、ボツにしようとしていたのに伸びた絵ですw

自分が良いと思うものをみんなが良いとは限らないので、やはり数字は程々に参考にしつつ、それよりも成長した結果として大事なのは、自分が「思い通りに描けた!」と思えることだと思っています。

「○○の主役は我々だ!」7周年記念のファンアート 

4月にははじめて1000いいねを超えました。

先に描いた通り、SNSの評価だけが上達ではないのですが(版権元の人気がそもそもありますし)、

自分自身でも「自分の描きたい絵を描けるようになってきた」実感があります。

自分が良いと思うものをみんなにも良いと思ってもらえると更に嬉しいですね。

ワイテルズ nakamuさんのファンアート 

ようやく4年前の当時に思っていた程度には自由に描けるようになりました

しかし、成長過程で多くの素晴らしい絵を観察しまくったこともあり、

今では、配色や構図など一歩進んだイラストの上達に興味がわいてきています。

これから描き続けていくうちに、背景やキャラクター制作などにも興味がわいてくるのかもしれません。

更なる自由を求めてイラストを描き続けたいです。

ほかの絵師の成長は?

ぼくむー(筆者)
ぼくむー(筆者)

ほかの絵師はどれくらいで成長してるのかな?

気になるので自分が見たほかの絵師の成長についても4年間ずつ分析してみました。

好き嫌いもあるので、絵の良し悪しはおいておいて、

現在の絵と比べて、どの程度絵が変わるか」をポイントにお話しすると、

ぼくむーの好きなプロのイラストレーターさんは、

だいたいの方が4年前になると現在とは全く違う絵柄でした。

つまり、4年前に初心者でも、既に絵が上手でも、

4年経過すると、どちらもある程度の絵柄は残りつつ、今とは違う絵を描いている状態でした。

観測範囲と憶測によると、長くとも4年続ければ今とは全然違う絵になるのではないかと思います。

ゆっくりでも4年も絵を続けて描いていると、その中で「今と違う絵を描く(上達したい)モチベーション」の段階が少しずつ上がるイメージです。

そもそも「上達のモチベーションが沸き続けたからこそ、4年も描き続けられた」というのもありそうですね。

まとめ

筆者としては、絵は4年以内に現在の絵と変わるのではないかと感じました。

筆者がしっかり絵を学ぼうと思ったのは後半の1年間だけでしたが、

だらだらとでも描き続けてさえいれば4年の間に意識が変わる場面があります

例えば、「全く興味がなかったのに、ある日手の描写にこだわりがでてきて、ほかの人の絵の手を観察しはじめる」など。

ですので、個人的には、とにかく4年続けてみることをおすすめします。

自分自身も、次も4年描き続けてみようと思います!

ぼくむー(筆者)
ぼくむー(筆者)

以上、お絵描き情報屋「ぼくむー」でした。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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男子・男性のイラストをメインに、ファンアートや創作イラストを描いている。

イラスト教本やオンラインクラスにて、日々お絵描きの研究中。

実況者、音楽(特にボカロ)、ゲームが好き。

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