
服のシワをうまく描けるようになりたい!

それなら、モルフォ人体デッサン ミニシリーズの「服のシワを描く」という本がおすすめです!
モルフォ人体デッサン ミニシリーズ「服のシワを描く」は、服のシワのデッサンができる本です。
この記事では、「服のシワを描く (モルフォ人体デッサン ミニシリーズ) 」を模写して、
どれだけ描けるようになるのか、1ヶ月チャレンジした結果を共有します!
服のシワモルフォ挑戦前の筆者

服のシワが描けない…
そもそもどこにシワができるのかわからないから、適当に描いてる…
正直筆者は、そもそも服のシワに興味が持てず、
服のシワに苦手意識があり、できれば描きたくない状態でした。
そして、だいたい顔のアップの絵ばかり描いて逃げていました。
たまに描く服のシワが見えるようなイラストは、シワがよくわからないのであまり描き込めず、
なんだかツルッとした感じになってしまっていました。
また、何も見ずにはそもそも全く手が動かないので、できる限り似たような服を着て、服のシワを確認して描いており、時間がとてもかかっていました。
参考に撮った写真をそのまま模写すると、服だけシワがリアルすぎてしまったり、
かといってデフォルメしようと思うと、シワが少なくてツルッとしてしまったり…
「少しポーズ を変えたい」と思っても、服のシワがどう動くのかわからない…

もっと画力あげる為には、
「服のシワがどうできるのか」を学ぶしかない…!
こうして筆者は、「服のシワモルフォ」に挑戦することになったのです。
服のシワモルフォ本は、どんな本か?
思っていたよりも、コンパクトな本でした。
厚みも96ページ程度です。
Switchのコントローラーとの比較した画像です。


本の作りが変わっていて、勝手に閉じず開いたままにしておけるので、模写に適しています。

内容的には、まず最初の14pまでは、「緊張ひだ」「屈曲ひだ」「ぶら下がりひだ」などのシワの理論を説明して、あとのページは全てデッサン集です。
単純化されたモデルを繰り返し模写することで、衣服シワの基本的な描き方がマスターできるという感じのようでした。
デッサン集は、ポイントを少しだけ説明している感じで、文章はほとんどありません。
つまり、模写をたくさんするための本のようですね。
使用ツール
GoodNotes

紙とペンじゃなくて、デジタルでドローイングしたい…
このような模写やデッサンは、紙にペン・鉛筆で描く方も多いかと思いますが、
ぼくむーは紙に描くのではなく、デジタルで描きたい派です。
そこで、ドローイングやデッサンには、GoodNotesというアプリを使っています。
普段絵を描いているクリスタ やプロクリ に比べて、ノートごとにまとめられて見返しやすいのでオススメです。

GoodNotesに関するレビューは別途ブログにする予定です。
服のシワモルフォ挑戦の1ヶ月
挑戦期間
2023年2月中旬から、2月の初旬まで(約30日間)
目標
「服のシワモルフォ本」にあるイラストをほぼ全て模写し、服の決まりを見つけること
初回の挑戦
以下の画像は、初日に最初のページから模写していった画像です。

たくさん描いていくうちに、なんとなくシワの理論が定着していきました。
以下は服のシワモルフォ本の約半分まで描いた時の画像。


1ヶ月経過
ある程度服のシワがどのようにできるのかわかるようになってきました。
1ページに大きめに描いて、全部で132枚模写しました。

結果
似たポーズ模写のビフォーアフターです。


もともと模写をするだけならだいたいは描けていたので、見た目的には少し変化がある程度ですね。
ですが、描いてる時の感覚的には割と変化があり、
「シワがこうできる」というのがわかるようになってきていました。
その身についた感覚は、実際のイラストを描く際に効果がありました。
参考があれば完全な模写しなくてもシワを描くことができるようになったのです。
以下は、「服のシワモルフォ」を参考にして、服のシワを意識して描いたイラストです。

また、身体のドローイングの練習と合わせて、以下のようなイラストも描けるようになりました。
このイラストはポーズを全く取らず、模写なしで想像だけで描きました。
体のイラストは、そもそも何も見ずに描くことができなかったので、それに比べるとかなり成長したと思います。
以下のイラストもシワが感覚で表現できています。
ただし、服のシワモルフォ本だけでは、塗り方はわからなくて、
FAタグをつけて投稿する時は、顔周りだけをトリミングしました。
メリットとデメリット
実際に服のシワモルフォ本を購入し、挑戦したメリットとデメリットをまとめます。
メリット
服のシワモルフォ本のメリットとして、以下ができるようになりました。
- 素早く身体(服のシワ)を描けるようになった
- 何も見なくてもある程度身体(服のシワ)を描けるようになった
- 模写ではなく参考にするだけで身体(服のシワ)を描けるようになった
- 服のシワが好きになった
最後のメリットは、直接絵を描くことには関係ありませんが、服のシワが好きになりました。
あれだけ嫌いだったのに、町で見かける人の服のシワを観察するのが楽しく、もちろん描くのも楽しくなったので、新たな成長ができそうです。
デメリット
服のシワモルフォ本のデメリットはあまりなかったのですが、あえてあげるとしたら以下でしょうか。
- 服のシワの塗り方については学べなかった
- いつもの絵を描く時間が取りづらかった
白黒で線画だけのデッサンで、影の付け方や、シワの塗り方についてはふれていなかったので、カラーの厚塗り系のイラストを描く際は塗りに課題が残りました。
時間については、練習としての時間を新たにとることが必要ですが、その分その後のイラスト制作の時間短縮となりましたので、投資と言えるかもしれません。
結論
服のシワの線画の描き方について理解した!!!
「理解」というのは理論的には最初の数ページだけで十分だったんですけど、理論よりもたくさん模写したことによって感覚が身についた感じがあります。
人体を描く為にポーマニに挑戦した時と同じで、たまにイラストレーターさんから聞く「とにかく描け!たくさん描けばうまくなる!」という言葉を実感できました。
そして、以前と比べ、全部模写で描く必要がなくなり、参考だけで描くことができるようになりました。
つまり、第三者の画像はそのまま模写すると著作権侵害になるので、模写しかできなかった自分は今まで参考にできていなかったのですが、
服のシワモルフォ本のおかげで、Pintarestなど第三者の画像を参考にできるようになりました。
これによって様々なポーズ に挑戦できそうです。
皆さんもぜひ挑戦してみてくださいね!
服のシワと並行して、基本の身体を描く練習におすすめなのは、30秒ドローイングです!
30秒ドローイングにおすすめな「ポーズマニアックス」に挑戦した時の記事はこちら↓
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以上、お絵描き情報屋「ぼくむー」でした。